①東大松尾研発のAIスタートアップELYZAが文章要約AI「ELYZA DIGEST」を一般公開。
②ELYZA DIGESTは「生成型」の要約モデルで、AIが一から文章を作成する。
③社内検証の結果、ELYZA DIGESTの正確性は人間に匹敵した。
ホワイトカラーのDXを推進
東京大学松尾研究室発のAIスタートアップELYZAが日本語の生成型要約モデルを開発し、デモサイトとして同モデルを用いた要約AI「ELYZA DIGEST」を一般公開した。
これにより、言葉を高度に扱う弁護士、医療、メディア、コールセンターなどホワイトカラーのDXを推進し、生産性を向上させたいとしている。
AIが一から文章を作成
今回のELYZA DIGESTは、自然言語処理の最先端技術を活用して開発された「生成型」の要約モデルだ。
AIによる要約には大きく分けて、抽出型、圧縮型、テンプレート型、生成型の4種類があるが、生成型は、AIがテキストを読み込み、要約文を一から生成する。
このため、整然とした文章だけでなく、議事録や対話テキストのように雑然とした文章や文字列であっても対応できる。
同社では、ELYZA DIGESTの正確性、流暢性、効率性について人間との比較検証を行った。
これによると、正確性では人間に匹敵する正確な要約文を生成することができたが、流暢性では人間よりも少しミスが目立ち、同社はこれを改善するとしている。
また、効率性では、900字の文章をELYZA DIGESTは10秒以内で要約したが、人間は5分程度の時間がかかった。この結果、ELYZA DIGESTを活用することで大幅な業務効率化を図ることができるとしている。
(画像はプレスリリースより)
ELYZAプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000047565.html▼ 会社概要
ELYZAは東京大学松尾研究室発のAIスタートアップ。AI導入におけるコンサルティングから、モデルの開発・検証、運用支援まで一貫したソリューションを提供している。
社名:株式会社ELYZA
代表取締役:曽根岡侑也
所在地:東京都文京区本郷2-27-2 エポック本郷8F