▼ ニュースのポイント
①ウェザーニューズが「浸水被害リスク予測」の提供を開始した。
②同予測では、今後96時間以内の浸水被害リスクを2段階、1kmメッシュで予測して表示する。
③予測には、気象予測と低位地帯情報、浸水想定区域データに加え、2018年の西日本豪雨のビッグデータ解析も用いた。
96時間以内の浸水被害リスクを2段階・1kmメッシュで予測
ウェザーニューズは8月13日、大雨・豪雨災害の被害を最小限にしようと、ウェザーニュースアプリとウェブサイトで「浸水被害リスク予測」の提供を開始した。
同予測は、今後96時間以内に予測される浸水被害リスクを1kmメッシュでシミュレーションする。
アプリの画面上では、今いる場所での浸水予測を「ひざ・腰以上」「すねの高さ」の2段階で表示し、現在までの降水量(24時間積算/48時間積算)も確認できる。また、現在地以外のリスクも地図上で確認することができる。
「予測」には、ウェザーニュースの気象予測と、国土交通省などが公表する低位地帯情報、浸水想定区域データのほかに、2018年の西日本豪雨における浸水被害と当時の気象データのビッグデータ解析を用いている。
西日本豪雨の浸水被害のデータには、浸水被害に関するアンケートの調査結果やユーザーからの写真付き報告なども用いた。
「浸水被害リスク予測」を活用して早めの避難を
このところ日本列島全体で大雨が続いているが、雨量の多いところでは西日本豪雨に匹敵すると予想されている。
同社が2018年に実施した調査によると、避難すべき状況と認識しつつ避難しなかった人は全体の84%で、その4割以上の人が「自分の周辺は大丈夫だと思った」と回答している。
同社では、この「浸水被害リスク予測」でリスクが予測される場合は、早めに避難して欲しいとしている。
(画像はプレスリリースより)
ウェザーニューズ ニュースリリース
https://jp.weathernews.com/news/37047/▼ 会社概要
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