▼ ニュースのポイント
① 次世代の自律移動可能な全身人型ロボット「Toala」
② 作業空間において人間に近い可動域で作業が可能な関節構成
③ 関節外乱オブザーバによってトルクセンサレスで外力検知やインピーダンス制御が可能
次世代の自律移動可能な全身人型ロボット
東京ロボティクスが全身人型ロボット「Toala」の本格販売を開始すると、8月5日に発表した。
同ロボットは自律移動可能な全身人型ロボットで、これまで関係機関のみに提供してきたが今回、廉価版として本格販売することを決定した。
身長1,300mmから1,640mm(可変)で、リーチ740mm、台車幅720mmと人間と同等サイズ。片腕の可搬重量は最悪姿勢の保持で6kgと十分な力を発揮するほか、作業空間において人間に近い可動域で作業が可能な関節構成になっている。
手先力覚センサをオプションで用意
同ロボットは、トルクセンサレスで外力検知やインピーダンス制御ができるように、関節外乱オブザーバを採用。オプションとして、手先の高精度な力制御が可能となる手先力覚センサも用意されている。
また、ROSに対応し、ROSのシミュレータであるGazebo内のロボットと、実機を同じプログラムで動作させることが可能。ロボットの動作を安全に検証することができる。
(画像はプレスリリースより)
東京ロボティクス
https://robotics.tokyo/ja/東京ロボティクスのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000077249.html▼ 会社概要
東京ロボティクスは早稲田大学発のロボティクススタートアップで、人間共存ロボットを含む最先端ロボットの開発に注力。力制御可能な全身人型ロボットの開発のほか、最先端ロボットに必要なビジョン(3次元カメラ)や画像認識・機械学習などの研究も行っている。
会社名: 東京ロボティクス株式会社
代表取締役:坂本 義弘
本社所在地:東京都文京区水道1-12-15 白鳥橋三笠ビル2階