▼ニュースのポイント
①本郷データサイエンスは犬猫生活に自社開発したペットAI解析モデルを提供し、新規サービスとして今月から「犬猫生活 血液検査プラス」をリリースした。
②同社はこれまで、ヒトの甲状腺機能異常症における血液データをAI解析によって絞り込むという共同研究を行っており、製品化まで実現した。
③また、自社の解析技術をペットの血液データに展開し、ペットAI解析モデルを開発している。
ペットのAI検診に活用
7月12日、本郷データサイエンスは犬猫生活に自社開発したペットAI解析モデルを提供し、新規サービスとして今月から「犬猫生活 血液検査プラス」をリリースしたことを発表した。
同社は、血液検査データをAI解析する技術を提供する企業だ。
このソリューションを活用することによって、身体へさらなる負担を強いることなく、隠れた疾患を絞り込むことが可能になる。
これまで、ヒトの甲状腺機能異常症における血液データをAI解析によって絞り込むという共同研究を行っており、製品化まで実現した。
また、自社の解析技術をペットの血液データに展開し、ペットAI解析モデルを開発。
今回はそのモデルを活用し、ペットのAI検診として、犬猫生活 血液検査プラスの提供に至ったのである。
「未病」に気づく
この新サービスの使い方は簡単。
動物病院などで行った、犬猫血液検査データをスマートフォンで読み込むと、約3秒でAIが解析し、「隠れた複数のサイン=リスク度合い」を表示する。
対象項目は、消化器、循環器、腎臓、肝臓、糖尿病、高脂血症と腫瘍の兆候だ。
今後、検査項目は随時アップデートする見通しとなっている。
病院での検査結果に異状がなくても自覚症状があるケースや、自覚症状がなくても検査結果に異常が出るケースもある。
大切なのは、何らかの兆候があることに気づくことだ。
同サービスは、健康と病気の間である「未病」に気づくことに貢献できるのではないかと、期待が寄せられている。
(画像は本郷データサイエンスのホームページより)
本郷データサイエンス プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp▼会社概要
AI解析受託業務を手掛ける企業。
健康診断などの血液検査データに複数の一般検査を組み合わせることで、隠れた病気を早期に絞り込む方法の開発を行っている。
会社名:本郷データサイエンス株式会社
代表:吉田修
所在地:東京都文京区本郷5丁目5-6サンヒルズ菊坂