▼ニュースのポイント
①コンピューター総合研究所は自社が提供する「もーかる」に、分娩予測AIを実装した。
②もーかるは牛の行動監視支援システムで、監視センサーを活用して行動変化をデータ化し、分娩兆候や発情行動、起立困難状態を検知する。
③これにより、もーかるには画像認識AIと分娩予測AIの2つのAIが実装されていることに。
分娩予測AIを実装
7月4日、コンピューター総合研究所は自社が提供する「もーかる」に、分娩予測AIを実装したことを発表した。
もーかるは、牛の行動監視支援システム。
牛に機器を取り付ける必要がなく、監視センサーを活用して行動変化をデータ化し、分娩兆候や発情行動、起立困難状態を検知する。
畜産業において繁殖から肥育までの一貫経営を行うには、事故リスク管理をはじめ、発情や分娩監視などに必要な労働力確保が経営課題として存在している。
このような課題をクリアするため、同社はもーかるを開発した。
これまで蓄積してきた牛の行動データをAIで解析し、飼養管理技術の向上を支援することで、中小畜産農家の経営をサポートする。
高精度に分娩前24時間以内の分娩兆候を検知
同社は今回、もーかるに分娩予測AIを実装した。
これにより、もーかるには画像認識AIと分娩予測AIの2つのAIが実装されていることになる。
新たに導入した分娩予測AIは、これまで画像認識AIが集めた8項目以上の牛の行動データに加え、実際にかかった分娩までの時間を学習することによって、分娩までの所要時間を予測。
このAI導入により、これまでより高精度に分娩前24時間以内の分娩兆候を検知可能に。
畜産農家ごとの分娩前行動データを同AIに学習させていくと、その農家に特化した分娩予測ができるようになる。
(画像はプレスリリースより)
コンピューター総合研究所 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp▼会社概要
ソフトウェアシステム開発を手掛ける企業。
会社名:株式会社コンピューター総合研究所
代表:根本 龍男
本社所在地:茨城県水戸市宮町2-3-8 水戸駅前総研ビル