▼ニュースのポイント
①東日本電信電話と社調和技研は、農作物の積み荷作業車とトラック配送ルートをAIが最適化するプログラムを開発した。
②農作物の劣化を防ぐためには、効率的に集荷する必要があるのだが、集荷ルートを作成する担当者への負担が大きいことや、運転手不足などの課題が存在している。
③プログラムは、今秋の馬鈴薯収穫時にJA士幌町において、集荷配送業務に活用される見通し。
AIが集荷ルートを最適化
7月4日、東日本電信電話と社調和技研は、農作物の積み荷作業車とトラック配送ルートをAIが最適化するプログラムを開発したことを発表した。
この農作物とは馬鈴薯を指し、積み荷作業車はタイヤショベルのことである。
今回開発されたプログラムは、今秋の馬鈴薯収穫時にJA士幌町において、集荷配送業務に活用される見通しだ。
ルート作成担当者の負担を軽減することが可能に
馬鈴薯の集荷を行う際、積込作業用タイヤショベルと運搬用のトラックを圃場に配車する。
これらの車は運転手や台数に限りがあるため、集荷を待っている間に農作物が劣化してしまうことも。
農作物の劣化を防ぐためには、効率的に集荷する必要があるのだが、集荷ルートを作成する担当者への負担が大きいことや、運転手不足などの課題が存在している。
このような課題を解決すべく、集荷配送の最適化ルートを作成するAIプログラムの開発に東日本電信電話と社調和技研が着手した。
このプログラムは集荷希望日や集荷場所、車の台数、優先条件などを入力するだけで、タイヤショベルとトラックの最適集荷ルートを地図上に表示してくれる。
同プログラムを活用すれば、従来よりもトラックの待ち時間や移動距離を減らすことができ、ルート作成担当者の負担を軽減することが可能になる。
(画像はプレスリリースより)
東日本電信電話 プレスリリース
https://www.ntt-east.co.jp/▼会社概要
東日本地域の地域電気通信業務やそれに附帯する業務、目的達成業務、活用業務などを手掛ける企業。
会社名:東日本電信電話株式会社
代表:澁谷 直樹
本社所在地:東京都新宿区西新宿3-19-2