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大阪ガスとJR西日本が協業し湖西線に高精度な強風予測システムを試験導入 湖西線運行計画の精度向上へ

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大阪ガスとJR西日本が協業し湖西線に高精度な強風予測システムを試験導入 湖西線運行計画の精度向上へ

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▼ ニュースのポイント
①大阪ガスとJR西日本が高精度な強風予測システムを共同開発し湖西線に試験導入する。
②同システムでは、大阪ガスの高解像度気象予測の結果データを、JR西日本のAIで予測する。
③運行計画は、この予測に基づいて判断する。

予報通りに吹かない風でダイヤが乱れる
 大阪ガスとJR西日本は6月15日、AIを活用した高精度な強風予測システムを開発し、湖西線沿線に試験導入する契約を締結した。試験導入は今年度下期から開始し、2023年度中の本格導入を目指すとしている。

JR西日本


 JR西日本の湖西線では「比良おろし」という独特の風が吹きやすく防風柵を設置するも年間で約50日の運転規制が行われている。運行計画は気象予報に基づいて判断しているが、風は予報通りには吹かないため、ダイヤの乱れが生じているという。

 そこで、気象予測技術を有する大阪ガスとJR西日本は2019年から強風予測に関する共同研究を開始。今回、大阪ガスの技術と、JR西日本のAI開発技術を掛け合わせた強風予測システムを開発した。

迂回運転・運休の減少へ
 今回のシステムでは、大阪ガスの高解像度気象予測データを基に、JR西日本が開発した「局所風況予測AI」により、風速計設置箇所毎の風速と風向きを予測。予測エリアはR西日本湖西線沿線の大津京駅~近江塩津駅周辺で、運行計画はこの予測を基に判断する。

 大阪ガスでは約30年前から「流体シミュレーション技術」を保有し、14年前にはこれを気象予測に展開。この気象予測は、気象庁の風況予測よりも細かい2.2キロメッシュの解像度であるため、風の強弱に影響を与える地形の効果を、より正確に反映することができるのだという。

 同システムの活用により、予報とは異なっていた場合の迂回運転や、予報に基づく計画的な運休の減少が予想される。また、予測精度を高めることによって、前もって運行計画を変更できるようになるとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

JR西日本ニュースリリース(2.AI技術を活用した強風予測システムの試験導入)
https://www.westjr.co.jp/


▼ 会社概要
JR西日本は、西日本を中心に旅客鉄道などを運営する鉄道事業者。

社名:西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)
代表取締役:長谷川一明
所在地:大阪府大阪市北区芝田2丁目4番24号


▼ 会社概要
大阪ガスは、国内におけるガス・電力の販売、海外エネルギーの開発・投資・輸送などを行っている。

社名:大阪ガス株式会社
代表取締役:藤原 正隆
所在地:大阪市中央区平野町4丁目1番2号


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