▼ ニュースのポイント
①アクセンチュアが「AI活用浸透度」のグローバル最新調査を実施した。
②大半の企業は「AI実証企業」に留まり、AI活用の余地が多く残されていた。
③AI活用浸透度が最も高い「AI活用先進企業」は全体のわずか12%だった。
大半の企業にAI活用の余地がある
アクセンチュアは6月23日、企業の「AI活用浸透度」についてのグローバル最新調査の結果を発表した。これによると、AIを導入する企業の多くは「AI実証企業」に留まり、「AI活用先進企業」はわずか12%だった。
同社では、企業のAI活用浸透度を0~100の数値で総合評価した。これはAIを活用した上での市場における競争優位性の度合いを表している。
調査結果によると、AI活用浸透度の中央値は36で63%の企業はAI活用浸透度29の「AI実証企業」となり、大半の企業にAI活用の余地があることがわかった。
また、「AI戦略先行企業」(AI活用浸透度50)は全体の13%、「AI運用先行企業」(AI活用浸透度44)は全体の12%となり、まだ改善の余地を残す企業もあった。
一方、AI活用浸透度が最も高い「AI活用先進企業」は全体の12%。浸透度は64と調査対象企業全体のほぼ2倍に達し、収益成長率も50%高い結果となった。
業界によって異なるAI活用浸透度
AI活用浸透度は業界によっても異なる。自動車メーカーやサプライヤーは、AI搭載自動運転車の販売数により、今後2年で39から57に飛躍する可能性がある。
また小売企業のAI活用浸透度は現在38となっているが、他業界に比べAIを活用した変革に積極的であることから、2024年には小売業界全体で54に上昇することが見込まれるという。
(画像はプレスリリースより)
アクセンチュア プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000350.000019290.html▼ 会社概要
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