▼ ニュースのポイント
①シーイーシーがAIとメタデータで音を判定する「SimuField(R)-AS」の提供を開始。
②AIがノイズ入り音声を精緻に判定。
③音に関するテストの負荷低減・製品の品質向上に貢献。
音の判定に特化、製品検証テスト自動化ツール
デジタルインダストリー事業やサービスインテグレーション事業を展開するシーイーシーが、車載ソフトウェアテスト支援サービス「SimuField(R)」において、新たに開発した「SimuField(R)-AS(シムフィールド-エーエス)」の提供を6月21日から開始したと、同日発表している。
同サービスは、AIが機器音声の判定テスト自動化により製品検査の効率化・省力化につなげ、業務軽減によるものづくりのDXを支援する。
自動車業界や製造業のQCD向上へ
「SimuField(R)-AS」は、シーイーシーが独自開発したAI音判定エンジンを活用し、機器の音声を自動判定する。音の特徴となる波形・周波数に特徴点をとらえたメタデータを組み合わせるため、テスト対象機器のライン入力は不要でマイクによる集音・判定が可能。
また、10サンプルという少ない学習データで精度の高いデータベースを作成。ブザー音やメロディ音、機械アナウンス音など機器音声として定義された作成済みの音や、異音・特定音なども検出できる。車載のメーターや通信機器のほか、介護や工場のロボット、家電、ゲーム機器、検温システムなどの音にも対応する。
NGの判定結果要因分析をサポート
ノイズ音や音のタイミングの違いによる波形や周波数など複雑な音判定自動化の実現は、導入済みの自動評価システムとの連携で夜間・休日の音判定テストも可能になる。
(画像はプレスリリースより)
シーイーシー ニュースリリース
https://www.cec-ltd.co.jp/news/2022/6155.html▼ 会社概要
シーイーシーは、製造業を対象とした業務効率化や品質向上、魅力ある製品づくりの支援や、企業・組織の業務改革・改善に必要なICTサービスを提供する企業。
社名:シーイーシー株式会社
代表取締役:大石 仁史
所在地:東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル