▼ ニュースのポイント
①ipocaがスーパーや小売チェーン向け「アスシル-来店人数予測サービス」をリリース。
②GPS・気象・ID-POSデータなどからAIが分析、平均93.5%の予測精度。
③仕入れ・売り上げを予測、商品選定・棚割りをレコメンド。
商品廃棄ロスや食品ロス削減へ
さまざまなビッグデータを活用した分析サービスなどを提供するipoca(イポカ)は、「アスシル-来店人数予測サービス」の提供を6月9日から開始し、同日に発表している。
同サービスは、AIを活用してスーパーや小売チェーンでの店舗来店人数を予測し、仕入れの精度向上、商品発注や加工品の製造数を最適化。小売店や飲食店による事業系食品ロスにつなげる。
予測精度は平均93.5%
アスシルは、GPSや気象データ、ID-POSデータや50種類以上もの特徴量変数を、独自の機械学習アルゴリズムでモデル化。AIと過去の経験を組み合わせることで予測精度を高めている。
また、GPSの活用は同じ商圏内にある競合店舗の来店人数や売り上げの予測を可能にした。他店の動向予測により施策や値引き、仕入れ量の予測などを行い自社の売り上げ向上につなげる。
需要予測で在庫の「ムダ」「ムラ」を解消
予測の根拠となるデータは可視化され、どのデータがどのくらい予測結果に影響したかを分析する。地域属性を考慮した商品選定や陳列、商圏データと売り上げ実績の活用で新店舗の売り上げ予測も可能。
さらに、売り上げ10%を占める廃棄ロス削減やデータとAIによる出店成功率の向上、シフト作成・プロモーション計画などの作業省力化が期待できる。今後も導入企業での予測、実証を行いさらなる精度向上を目指している。
(画像はプレスリリースより)
ipoca ニュースリリース
https://ipoca.jp/news/publicity/20220609_7153/▼ 会社概要
ipocaは、小売流通業向けの統合マーケティングソリューション「ミセシル」やスマホ位置情報マーケティングプラットフォーム「流動シリーズ」を運営する企業。
社名:株式会社ipoca
代表取締役:一之瀬 卓
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