▼ ニュースのポイント
① 「CUTR」のソリューションの提供を開始
② 加工工程の自動化を実現するロボット開発を実施
③ AIが効率的な切り方を決定して加工、歩留まりの最適化を実現
食品等不定形物の柔軟な切断に最適化したAIなどを採用
ロビットが、食品等不定形物のカット系加工の自動化を進める「CUTR(カトル)」のソリューションの提供を開始したと、5月31日に発表している。
食品加工の工程では、野菜などの芯のような不可食部を取り除くことが必要だが、機械的に不可食部を除去すると歩留まりが大きく低下してしまう場合があり、人手による不可食部の除去が不可欠で、過酷な作業内容・人件費負担などにより、自動化が望まれている事業領域となっている。
そこでロビットは、食品などに対して高速・高精度な検査を実現してきたAIと、ハードウェアからなる「TESRAY for food&agri」や、AIによるロボット制御技術活用のピッキングソリューション「PIQ」、そして雪国まいたけにおけるカット工程の自動化を実現したAI自動カットロボットなどのコア技術を基に、加工工程の自動化を実現するロボット開発を実施。同ロボット名を「CUTR」としてソリューションの提供を開始した。
AIが効率的な切り方を決定して加工、前後工程にも対応
「CUTR」ではAIが効率的な切り方を決定して加工するため、歩留まりの最適化を実現。カット範囲・位置をそれぞれの加工対象に合わせ、変化させられる特許出願済みのカット機構を採用している。また、加工対象の把持や除去部位の廃棄といったカット加工の前後工程にも対応する。
なお、ロビットは同ロボットを、6月7日から6月10日まで東京ビッグサイトで開催されている「FOOMA JAPAN 2022」に出展しており、実働デモなどを行っている。
(画像はプレスリリースより)
ロビット
https://robit.co.jp/ロビットのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000020284.html▼ 会社概要
ロビットはロボットや精密機器、関連ハードウェア、ソフトウェアなどの設計・製造・販売を行っており、現場を知りつくす高度なハードウェアと最先端のソフトウェア、AIやロボティクスなどの力で企業・社会の課題を解決することに取り組んでいる。
社名:株式会社ロビット
代表取締役:新井 雅海
本社所在地:東京都板橋区小豆沢4-26-13