▼ ニュースのポイント
① 東京ガスが家庭向けデマンドレスポンスの実証を開始
② 自発的な節電行動を促し、電力需要の抑制・系統負荷の平準化を目指す
③ より安定的かつ効率的な電力システムの構築につなげる取り組み
顧客の節電実績に応じて「ポイント還元」を実施
東京ガスが8月24日から、家庭向けデマンドレスポンスの実証を開始すると、7月20日に発表した。
同実証は、東京ガスの低圧電気の利用者を対象とするもので、顧客の顧客の節電実績に応じて「ポイント還元」を実施。自発的な節電行動を促し、電力需要の抑制・系統負荷の平準化を目指す。
脱炭素社会の実現に向けては再生可能エネルギー由来の電力の供給も必要だが、不安定な発電量となる再生可能エネルギーの出力変動に対応できる調整力も欠かせない。デマンドレスポンスは電力の需要側をコントロールする取り組みであり、より安定的かつ効率的な電力システムの構築にもつながっていく。
エネルギーマネジメントの高度化などで脱炭素社会を実現
東京ガスは6月7日から、一般家庭に設置する家庭用燃料電池「エネファーム」と、家庭用蓄電池を活用したバーチャルパワープラント(VPP)実証を開始。全国で最大3,000台規模のエネファームと、首都圏で最大10台規模の家庭用蓄電池を対象とした顧客参加型の実証となっている。
今回の家庭向けデマンドレスポンスもそれに続く顧客参加型の実証となっており、参加促進策として、夏の節電キャンペーンも実施。キャンペーン期間を8月24日から9月30日として、1節電ポイントを1パッチョポイントとして、節電量に応じたパッチョポイントを付与する。
(画像はプレスリリースより)

東京ガス プレスリリース
https://www.tokyo-gas.co.jp/news/press/20210720-01.html東京ガスのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000578.000021766.html