▼ ニュースのポイント
①サンプリングなどのリアルでの新たなブランドとの体験は、コロナ禍で減少しているだけでなく、体験後の検証に課題がある。
②凸版印刷とCCCマーケティングは、コロナ禍でも新たなブランド体験ができる非接触型デジタルロッカーサービスを開発。
③CCCマーケティングが保有するTカードの「ユニークデータ」と連携することで、ブランド体験後の検証も可能となる。
効果的なマーケティングを非接触で
凸版印刷とCCCマーケティングは6月9日、新たなブランドとの出会いを非接触で創出することができる「GX(Good Experience)ロッカー」サービスを開発したと発表した。
これまで多くの企業が行ってきた「試食・試飲」「サンプリング」「体験型イベント」などのリアルで新ブランドを体験できる場は、コロナ禍で減少している。また、従来の店頭販促活動においても、実施後の効果検証には課題があった。
今回の「GXロッカー」サービスは、このようなブランド体験における課題を解決するために開発された非接触型デジタルロッカーサービスだ。
GXロッカーでは、顧客が事前にインターネットで取得したQRコードやシリアルコードを入力して開けるため、サンプリング商品などを非接触で受け取ることができる。
また今回のサービスでは、CCCマーケティングが保有するTカードの「ユニークデータ」と連携する。これにより、データに基づいたターゲットセグメンテーションや、ブランド体験後の検証が可能になるという。
実証実験をTSUTAYA赤坂店で実施
両社は6月7日、GXロッカーサービスの実証実験をTSUTAYA赤坂店にて開始した。実証実験は7月6日まで実施し、QRコードダウンロード率、店舗引換率、事後購入率を、性別・年代・エリア・事前購入有無などで検証するとしている。
(画像はプレスリリースより)

凸版印刷・CCCマーケティング ニュースリリース
https://www.toppan.co.jp/nrelease210609_3.html▼ 会社概要
凸版印刷は、「印刷テクノロジー」をベースに、情報コミュニケーション事業、生活・産業事業、エレクトロニクス事業を展開している。
社名:凸版印刷株式会社
代表取締役:麿秀晴
所在地:東京都文京区水道1-3-3
▼ 会社概要
CCCマーケティングは、Tカード会員のユニークデータを活用したソリューションを提供するマーケティングカンパニー。
社名:CCCマーケティング株式会社
代表取締役:北村 和彦
所在地:東京都渋谷区南平台町16-17