IDEA counterを活用した実証実験
2月2日、Intelligence Designは自社で開発した「IDEA counter」を活用して、通行者数調査と属性分析の実証実験を実施したことを発表した。
この実験には小田急電鉄が協力し、2020年10月28日から1月25日までの期間、新宿サザンテラスにIDEA counterを設置して行われた。
調査員を配置してデータを取得するのではなく、AIを搭載したカメラでデータを取得することによって、人件費をカットし、安定したデータを取得可能か検証することを目的に実施した。
機械計測ができないか模索
IDEA counterは画像認識AIとIOT端末を活用した無人交通量調査自動サービス。通貨人数はもちろん、属性情報や行動情報などの情報も見える化することができる。
小田急電鉄は毎週、水曜日と日曜日に通行量の調査を手動で行ってきたが、効率的に有効なデータを取得すべく、機械計測ができないか模索していた。
そこで白羽の矢が立ったのがIDEA counterだ。
このサービスを活用することで、限定された曜日や時間帯だけデータを取得するのではなく、日々のデータを取得することが可能になる。
これまでの方法の代替案として活用することが可能であるかを検証した。
データを可視化
実験の結果、世相に合わせて人の流れが変化することをデータとして可視化することができ、このデータを取得できたことは大きな成果となった。
また、調査員による調査も同時に実施し、IDEA counterが取得したデータと照合してみたところ、誤差は0.1%であった。この結果から、同サービスの精度の高さを確認することができた。
今回の実証実験の結果により、小田急電鉄では清掃頻度の見直しや警備などにもIDEA counterを活用していく見通しだ。
(画像はプレスリリースより)

Intelligence Design プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp