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NECが「世界モデル」を応用したロボット制御AIを開発 作業内容やレイアウトが頻繁に変わっても柔軟に対応

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NECが「世界モデル」を応用したロボット制御AIを開発 作業内容やレイアウトが頻繁に変わっても柔軟に対応

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▼ ニュースのポイント
①NECが「世界モデル」を応用したロボット制御AIを開発。
②事前学習を大幅に短縮しながら作業成功率を95%に向上。
③2024年度中の実用化を目指す。

ハンドリング作業へのロボット導入を促進
 NECは3月3日、「世界モデル」を応用したロボット制御AIを開発し、作業内容やレイアウトが頻繁に変わるハンドリング作業にも柔軟に対応できるようにしたと発表した。今後は2024年度中の実用化に向け、物流倉庫や工場などで検証を進めるとしている。

NEC


 ロボットを導入するには、数カ月に及ぶ作業の網羅的事前学習が必要だ。そのため、扱う物品の形状・配置などが多様かつ頻繁に変わるハンドリング作業でのロボット導入は、一部に限定されていた。

 今回同社が開発したロボット制御AIは、環境の変化に柔軟に対応できるよう、ハンドリング作業のロボット制御に「世界モデル」を応用したもの。

 「世界モデル」とは、ロボットが人間のように実世界の構造や常識を理解し、将来を想像しながら行動する技術。人間の常識を網羅的にプログラムする必要がないため、学習時間の大幅短縮が可能となる。

事前学習を大幅短縮して作業成功率を95%に向上
 今回の技術では、作業の成否を予測できる世界モデルの「動作予測モデル」を事前学習することで、現場の作業条件を網羅的に学習することなく、作業成功率を95%に向上させることができる。

 また、ロボット制御則と動作予測モデルに能動学習手法を導入し、重要な学習パターンを能動的に選択することで効率的にモデルを学習するようにした。これにより、短時間での事前学習を可能とした。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

NEC ニュースリリース
https://jpn.nec.com/press/202303/20230303_01.html


▼ 会社概要
NECは、有線・無線通信機器、コンピューター関連サービス、ITサービスなどを幅広い業種に提供している。

社名:日本電気株式会社 (英文: NEC Corporation)
代表取締役: 森田 隆之
所在地:東京都港区芝五丁目7番1号


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