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岡山大学がサケ稚魚のリモート自動計測実証実験に成功 養殖産業において社会実装化を進めるための大きな1歩に

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岡山大学がサケ稚魚のリモート自動計測実証実験に成功 養殖産業において社会実装化を進めるための大きな1歩に

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▼ニュースのポイント
①岡山大学はサケ稚魚のリモート自動計測実証実験に成功したことを報告した。
②同大学では、ステレオビジョンを活用した空間計測の研究を行っていた。
③今回実施していた実証実験は、日中に水槽で気中計測、夜に飼育池で水中計測を行い、泳いでいる魚の体長計測が可能であることを実証するというものだった。

泳いでいるサケ稚魚を自動計測
 2月17日、岡山大学はサケ稚魚のリモート自動計測実証実験が成功したことを発表した。

 同大学では、ステレオビジョンを活用した空間計測の研究を行っており、エイビアコーポレーションの協力を得て、ふ化場で泳いでいるサケ稚魚の自動寸法計測実験を実施していた。

 対象物を3次元位置姿勢で計測可能なコンピュータビジョンを構築できたため、泳いでいる魚の計測が実現した。

サケ稚魚


サケの回帰来遊数を増やすために
 今回実施していた実証実験は、日中に水槽で気中計測、夜に飼育池で水中計測を行い、泳いでいる魚の体長計測が可能であることを実証するというもの。

 これまで、イトモロコやメダカの計測では成功していたのだが、サケ稚魚でも成功したことから、養殖産業において社会実装化を進めるための大きな1歩となった。

 サケの親魚を捕獲して、人工ふ化から飼育を経て放流するという活動は、資源保護の目的で半世紀以上も前から行われている。サケの回帰来遊数を増やすには、人工ふ化放流技術の進歩が不可欠だ。

 健苗を放流するため、これまでは稚魚に麻酔をかけ、ノギスや電子天秤計を使って肥満度を判定していたが、遊泳状態でサケ稚魚を自動計測できる技術が熱望されていた。

 同大学は、複眼カメラの視差を利用した泳ぐサケ稚魚の寸法計測を研究し、サケマスふ化場において飼育管理されているサケ稚魚の寸法計測に成功した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

岡山大学 プレスリリース
https://www.okayama-u.ac.jp


▼大学概要
「高度な知の創成と的確な知の継承」を理念に、高度な研究とその研究成果を基に充実した教育を提供する総合大学。


大学名:国立大学法人岡山大学
学長:槇野博史
本部所在地:岡山市北区津島中1丁目1番1号


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