▼ ニュースのポイント
① ローカル5Gを活用した放牧地管理の実証実験を実施
② 軽種馬育成において重要となる放牧地管理作業を省人化へ
③ 小型アンテナを複数設置する分散アンテナシステム
ロボットトラクターの作業領域の様子を4K映像で伝送
シャープが2022年11月から2023年2月にわたり、ビッグレッドファーム明和(北海道新冠郡新冠町)において、ローカル5Gを活用した放牧地管理の実証実験を実施した。
シャープは東芝インフラシステムズやヤンマーアグリ、ビッグレッドファームなどとともに、2022年8月に採択を受けた総務省の開発実証事業「令和4年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」として、同実証実験を実施。
ロボットトラクターの作業領域の様子をローカル5Gの活用によって4K映像で伝送することで、リアルタイムに遠隔操作が可能なシステムを構築。軽種馬育成において重要となる放牧地管理作業の省人化に向けた実証を行った。
分散アンテナシステムでローカル5Gエリアを柔軟に構築
同実証実験においては上記以外にも、小型アンテナを複数設置する分散アンテナシステムによって、ローカル5Gエリアを柔軟に構築する技術の実証実験を実施。複数の分散アンテナと接続することにより、1基の基地局システムで複数エリアに対応できるようにした。
シャープは参加各者とともに今後、広大な農用地や牧草地において効率的なローカル5Gエリアを構築し、作業の省人化など、顧客ニーズへの対応などを図るほか、地域産業の発展にも寄与していくとしている。
(画像はプレスリリースより)
シャープ プレスリリース
https://corporate.jp.sharp/news/230216-a.htmlシャープのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000967.000012900.html▼ 会社概要
シャープは、電気通信機器・電気機器、電子応用機器全般、電子部品の製造・販売などを主な事業として展開。スマートライフや8Kエコシステム、ICTといった各セグメント別に製品やサービスを提供している。
社名:シャープ株式会社(英語表記:Sharp Corporation)
代表取締役 会長執行役員 兼 CEO:戴正呉
本社所在地:大阪府堺市堺区匠町1番地