▼ ニュースのポイント
①関西電力が4月から法人客を対象に分散型エネルギーリソースをAIで最適制御する ソリューションを提供開始。
②太陽光発電に蓄電池を組み合わせた最適制御では、エネルギーコストを最大1.5倍削減できる。
③2023年度中にはEVと空調設備も制御対象とする。
リソースの最適化で法人客の省CO2・省コストを実現
関西電力は1月19日、分散型エネルギーリソースをAIで最適制御するソリューション「SenaSon(セナソン)」を開発し、4月から全国の法人客を対象に提供開始すると発表した。
太陽光発電に蓄電池を組み合わせてエネルギーリソースを最適制御すると、エネルギーコスト削減額は最大で1.5倍になるとしている。
蓄電池やEV、空調設備をリアルタイムに最適制御
SenaSonは、AIで精緻に予測した太陽光発電量や建物内の電力需要に合わせて、電力系統からの受電電力を自動算出し、蓄電池からの放電をリアルタイムに制御するというもの。これにより、法人客の省CO2・省コストなどを実現する。
2023年度中にはEVと空調設備も制御対象とする。また、小売電気事業者などからのDR指令に応じた最適制御の実装も予定し、法人客のDR成果報酬の最大化も実現する考えだ。
さらに2024年度以降には、同一法人の複数拠点全体における最適制御機能の実装を予定し、あらゆる分散型エネルギーリソース・複数拠点を一画面で管理できるようにするとしている。
(画像はプレスリリースより)
関西電力 プレスリリース
https://www.kepco.co.jp/▼ 会社概要
関西電力は電力販売量国内第2位の電力会社。
社名:関西電力株式会社
代表取締役:森 望
所在地:大阪市北区中之島3丁目6番16号