▼ ニュースのポイント
①オリンパスが内視鏡AI診断の普及実証に向けた総務省のプロジェクトに参画。
②ベトナムでの高精細映像技術活用、内視鏡・AI診断支援システムの国際展開へ。
③医療環境で内視鏡画像診断支援ソフトウェアの有用性と普及の可能性を実証。
内視鏡AI診断支援システムの導入・普及へ
オリンパスが事業推進者として総務省プロジェクト「ベトナムにおける高精細映像技術を活用した内視鏡・AI診断支援システムの国際展開に向けた調査研究」に参画すると、12月6日に発表している。
同プロジェクトは、内視鏡検査に必要な高い知識や技術を有する医師不足など、ベトナムの課題解決と医療の発展に貢献することを目的に、11月から2023年3月まで実施される。
ベトナムでのがん早期発見・治療へAI技術活用
プロジェクトでは、ベトナムでの医療ICT化と医療・保健・健康分野における政策の現状を調べ、内視鏡システムを含む医療システムなどの普及状況について調査する。
さらに、ベトナム人医師がAIを搭載した内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN-EYE」を使い大腸内視鏡のトレーニングを実施。AI診断支援システムを活用できる指導医の育成を支援する。
SDGs×ICTモデルを国内外へ発信・推進
オリンパスはこれまでインドやタイを対象とした内視鏡AI診断の普及実証に向けた総務省プロジェクトに参画。今回は、チョーライ病院などベトナムの108病院で実施され、機材提供やトレーニングコースのアレンジを行う。
ベトナムは大腸がんの新規罹患数の割合が高く、疾病の中でもがんの占める割合が増加しており社会的な課題となっている。
(画像はプレスリリースより)
オリンパス プレスリリース
https://www.olympus.co.jp/news/2022/nr02441.html▼ 会社概要
オリンパスは、精密機械器具の製造・販売を手がける企業。事業の大部分を内視鏡・治療機器といった医療事業が占めている。
社名:オリンパス株式会社
代表取締役:竹内 康雄
所在地:東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス