▼ニュースのポイント
①unerryは、デジタルツインコンピューティングを実現する人流センサーを利用したサービスを11月から提供している。
②この新サービスは、来店者などの人流をキャッチするIoTセンサー、顧客属性の可視化、リアルタイムの混雑状況可視化を一体化した、月額サブスクリプション型のサービス。
③同サービスを活用すると、潜在顧客層に沿った売り上げ目標の設定や広告の配信、陳列商品の選択から在庫の確保までを行えるようになる。
2社共同で開発
11月30日、unerryはデジタルツインコンピューティングを実現する人流センサーを利用したサービスを11月から提供していることを発表した。
この新サービスは、来店者などの人流をキャッチするIoTセンサー、顧客属性の可視化、リアルタイムの混雑状況可視化を一体化した、月額サブスクリプション型のサービスである。
潜在顧客の分析は進んでいないことが多かった
これまで、施設や店舗などにおいては、POSデータで購入された商品の分析は行われてきたものの、来店しても商品を購入しなかった潜在顧客の分析は進んでいなかった。
そのため、集客や売り上げ目標の設定、陳列商品の選択、在庫確保などは、過去の実績や店長などの経験に基づいて決められているところが多く、潜在顧客獲得につながりにくいという課題が存在していた。
そこでunerryらは、人流データによって施設や店舗の経営を変えるため、新サービスを開発したのである。
同サービスは、施設や店舗にIoTセンサーを設置し、そのセンサーが顧客のスマホなどの台数を参考に混雑状況を判定。それに、unerryが保有する人流ビッグデータを組み合わせてAI解析を行い、来訪者の属性を推定する。
この情報を活用すれば、潜在顧客層に沿った売り上げ目標の設定や広告の配信、陳列商品の選択から在庫の確保までを行えるようになる。
(画像はプレスリリースより)
unerry プレスリリース
https://www.unerry.co.jp/news/nttdata-unerry-iot/▼会社概要
「心地よい未来を、データとつくる」というミッションを掲げる、リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を運営している企業。
会社名:株式会社unerry
代表:内山 英俊
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階