▼ ニュースのポイント
①富士通が食品卸売業界向け「Fujitsu買掛照合AIサービス」を提供開始。
②同サービスでは、AIが自動で買掛照合結果を提示する。
③買掛商業業務時間を大幅に削減し、照合ミスも削減できる。
先行導入企業で買掛照合業務を月に800時間削減
富士通は12月1日、食品卸売業界向けに、買掛金の照合業務を効率化するSaaS型「Fujitsu買掛照合AIサービス」の提供を開始した。
買掛照合業務は、請求データと買掛データを伝票番号などで結び付けられない場合があるため、膨大な工数が手作業で行われている。
今回のサービスは、AIが過去の買掛照合実績データを学習し、自動で買掛照合結果を提示するというもの。これにより、買掛照合業務を大幅に効率化・平準化し、照合ミスの削減で、買掛照合スタッフの心理的な負担も軽減できる。
同サービスは、サービス開発に協力した三菱食品に先行導入され、手作業で行っていた買掛照合業務を月に約800時間、削減できたという。
AIが商品名や取引先名を識別
今回のサービスでは、自然言語処理技術を用いたAIが商品名や取引先名を識別。漢字とカタカナ、正式名称と略称、同一商品が取引先と異なる場合も認識でき、照合率の大幅向上が可能となる。
また、複数のAIモデルとロジックにより、どのような過程で請求データと買掛データを照合しているのかという説明性の担保や、精度が下がった場合の原因調査が容易という。
さらに、同サービスを先行導入した三菱食品の買掛照合スタッフがQ/A対応などで導入をサポートするとしている。
(画像はプレスリリースより)
富士通ニュースリリース
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2022/12/1.html▼ 会社概要
富士通はテクノロジーソリューション、ユビキタスソリューション、デバイスソリューションなどを提供する電機メーカー。
社名:富士通株式会社
代表取締役:時田隆二
所在地:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター