▼ ニュースのポイント
①Visaがオンライン詐欺についての調査結果を公表
②「まやかしの言葉:詐欺の文言」は、「当選しました」「無料で差し上げます」が上位。
③自分は騙されない自信があるとした人も、7割以上は要注意ポイントを見逃していた。
テクノロジーに詳しい人も騙される
ビザ・ワールドワイドは11月16日、「まやかしの言葉:詐欺の文言」についての調査レポートを公表した。
調査の結果、「まやかしの言葉:詐欺の文言」では、「当選しました」「無料で差し上げます」「限定割引」が上位となった。また、どんなにテクノロジーに詳しい消費者も、詐欺と気付かず、サイバー犯罪者に隙を突かれていたことがわかったとしている。
7割以上が要注意ポイントを見逃していた
今回の調査では、半数近くが「自分は詐欺に騙されない自信がある」と回答していたが、7割以上の人はデジタル通信の要注意ポイントを見逃す傾向にあった。
内容の信憑性を確かめる方法では、偽造しやすい企業名・ロゴで確認する人が46%となるなど、回答として不適切だった人が81%に上った。
また、送信元のメールアドレスの有効性を確認すると答えた人は60%、メール内の文章の綴りが正しいかを確認すると回答した人は半数未満となるなど、嘘を示すサインが見逃されていたこともわかった。
そこで同社では、騙し文句を消費者に知ってもらおうと、英国の研究者に委託し、犯罪者がショートメッセージに利用する文言の言語解析を実施。
その結果、不正なテキストメッセージのうち、トラブルやオファーへの反応を促すものが最も多く87%となり、次いで、問題が発生したとして行動を促すものが続いた。
同社は、クリックする前に一瞬立ち止まって詐欺業者の使う言葉を考えることが自己防衛につながるとし、受信したメールに記載された番号は犯罪者のものである可能性があるため電話しない、などとしている。
(画像はVisaホームページより)
ビザ・ワールドワイド ニュースリリース
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