▼ ニュースのポイント
①Deep Consultingが「Masking-AI」の提供を開始。
②「Masking-AI」では、映像データを自動でマスキングし個人情報を保護。
③オンプレミス処理が可能で、マスキング漏れが生じにくい。
映像の公開で個人情報流出の恐れ
東大発AIベンチャーのDeep Consultingは9月13日、映像データを自動マスキングすることで個人情報を保護する「Masking-AI」の提供を開始した。
近年はドライブレコーダーの普及により、レコーダーの映像が道路状況や風景のデータバンクとなりつつある。だが、記録される映像には車のナンバープレートなどさまざまな個人情報が含まれていることが多く、映像の公開は個人情報の流出につながる恐れがある。
このため、映像の中の個人情報を取り除くことが必要となっている。
顔やナンバープレートを自動でモザイク処理
今回の「Masking-AI」は、映像データの中から、個人情報となる顔やナンバープレートなどを自動で認識・モザイク処理して消し込むというもの。
同技術ではオンプレミスの処理が可能なため、ローカルネットワークにて、撮影される映像の個人情報を特定し、確実に取り除くことができる。
また、独自の最先端ライブラリにより、情報量の多い高精度の映像も高速で処理することができ、モザイクの精度は、ナンバープレートモザイクで96%、顔モザイクで91%という。
さらに、映像データの中から個人情報を検出する際、数フレームの検出漏れが生じても、前後のフレームから自動でモザイクを補完し、マスキング漏れが生じにくいようになっている。
(画像はプレスリリースより)
Deep Consultingニュースリリース
https://www.deep-consulting.jp/▼ 会社概要
Deep Consultingは、数理・物理アルゴリズム(AI)の開発・導入コンサルティングを行う東大発AIベンチャー。
社名:Deep Consulting株式会社
代表取締役:新田 渓
所在地:東京都文京区本郷4丁目1-1 菊花ビル7F