▼ ニュースのポイント
① オタフクソースとAI活用のレシピ検索システムを開発
② 分光スペクトルのデータから味をデジタル化
③ 製品や試作品の評価に適したAIアルゴリズムを採用
製品や試作品の評価に適したAIアルゴリズムを開発
IHIがオタフクソースとともにAI活用のレシピ検索システムを開発したと、6月14日に発表している。
オタフクソースが製品の味を作る際には、サンプルの理化学分析や官能評価の結果を、1万5千以上ある製品や試作品のデータと照合し、近いものを探したうえで、それを基に何度も試作を繰り返しながら目標の味に近づけていく。しかし味覚がベースとなるため属人化することもあり、熟練開発者の技能の伝承には長い年月が求められる。
そこでIHIとオタフクソースが今回、味や風味などの特徴を表すキーワードや、分光スペクトルのデータから味をデジタル化し、製品や試作品の評価に適したAIアルゴリズムを用いて、目標の味に近いものを抽出させるシステムを開発した。
レシピをデータとして集約、試作にかかる時間を短縮
同システムによってオタフクソースは、製品や試作品のレシピをデータとして集約・一元化。味を定量的かつ客観的に分析して標準化するほか、瞬時の検索や、試作にかかる時間を短縮することで開発の効率向上が期待できる。
IHIは今後この取り組みを更に発展させ、検査・計測技術にAI技術を融合し、DXの実現を通じて食品業界をはじめ広く社会に価値を提供する意向を示している。
(画像はプレスリリースより)
IHI プレスリリース
https://www.ihi.co.jp/IHIのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000089117.html▼ 会社概要
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