▼ ニュースのポイント
①さくらインターネットが「クラウドプログラム」供給確保計画に民間で初めて経産省から認定された。
②NVIDIA H100 GPUを搭載した2EFの大規模クラウドインフラを整備。
③生成AI向けクラウドサービスを2024年1月以降に開始。
「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」を搭載
さくらインターネットは6月16日、生成AI向けクラウドサービスの提供に向け、NVIDIA H100 GPUを搭載した2EFの大規模クラウドインフラを整備することを決定したと発表した。サービスの提供は2024年1月以降を予定している。
クラウドサービスを国内で安定供給
同社は、日本のデジタル社会の発展には、AIに関わるコンピューティングリソースの安定供給を国内で確保することが必要と考えていた。
そこで、2023年1月に公表された経済安全保障推進法の「クラウドプログラム」供給確保計画に申請。6月16日に民間で初めて経済産業省から認定された。
今回の決定はこれに基づくもので、3年間で130億円を投資し、「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」を2000基以上採用した大規模GPUクラウドサービスを構築する予定だ。
同サービスは、同社が運営する国内最大級・郊外型の石狩データセンターでの提供を予定。石狩データセンターは、北海道の冷涼な外気を活用した外気冷房と水力発電などの再生可能エネルギーを100%使用し、脱炭素を実現するデータセンターである。
同社では今回の決定に併せ、料金体系などのサービス内容に関するアンケートを開始。アンケートでは無償トライアルと有償の先行利用申込みが可能となっている。
(画像はプレスリリースより)
さくらインターネット ニュースリリース
https://www.sakura.ad.jp/▼ 会社概要
さくらインターネットは、クラウドコンピューティングサービスの提供やデータセンター運営などを行う企業。
社名:さくらインターネット株式会社
代表取締役:田中邦裕
所在地:大阪府大阪市北区梅田1-12-12 東京建物梅田ビル11階