▼ ニュースのポイント
①アイギステックが国内主要製造業30社のダークウェブへの情報流出調査結果を発表。
②30社全てでダークウェブへの情報流出が確認された。
③製造業は、金融機関と行政機関に比べ、情報流出件数、文書流出件数、ハッキングの疑い件数の全てで上回っていた。
狙われやすい日本の製造業
企業向けITセキュリティコンサルティングサービスを提供するアイギステックは6月8日、国内主要製造業30社におけるダークウェブへの情報流出調査結果を発表した。
調査は、自動車・機械・精密機械・化学・電気機械を製造する国内の主要企業30社を対象に行われた。
調査の結果、30社全ての会社でダークウェブへの情報流出が確認され、アカウント情報流出 28,983件、文書流出 12社、ハッキングの疑いのある端末 19社、2,504件が確認された。
この結果は、他業種の金融機関と行政機関の調査結果に比べ、情報流出件数、文書流出件数、ハッキングの疑い件数の全てで上回っていた。
ダークウェブに情報が流出するとサイバー攻撃に悪用される可能性が高い。このため同社では、日本の製造業は世界から狙われやすく、ダークウェブへの情報漏洩対策が必要だとしている。
情報流出を発見した際の対応
同社では、ダークウェブへの企業情報流出を発見した際には、専門家による流出経路の把握や、セキュリティ認証手続の強化、全社員が警戒心を持つように教育する、などの対応を取ることを勧めている。
また、自動監査ソリューションによるセキュリティ問題の点検と監視や、常に監視できるシステムの導入と定期メンテナンスを推奨している。
(画像はプレスリリースより)
アイギステックのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000114618.html▼ 会社概要
アイギステックは、企業向けITSecurityサービス、コンサルティングを行う企業。
社名:株式会社Aegis Tech(アイギステック)
代表取締役:林翼鉉
所在地:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝オフィスタワー10階