▼ニュースのポイント
①チャットプラスは「ChatGPT」の制御に成功したことを発表した。
②同社は、この技術を自社が提供するAIチャットボットシステム「ChatPlus」の新機能としてリリース。
③ファインチューニングとは別物の技術であり、安価な運用コストで利用できるというメリットもある。
新技術のリリースを発表
5月29日、チャットプラスは「ChatGPT」の制御に成功したことを発表した。
独自のAIエンジンと制御技術を応用することでChatGPTの制御を実現し、この発明を活用すれば、トレーニング用データが少なくても、独自の回答文を生成することができるようになる。
同社は、この技術を自社が提供するAIチャットボットシステム「ChatPlus」の新機能として提供開始した。
これまでの課題をクリアする技術
これまで、ChatGPTを活用して独自の回答文を生成するには、GPT-3モデルによるファインチューニングをすることが多かった。
しかし、ファインチューニングにはトレーニングデータが大量に必要であり、高額なコストがかかるという課題が存在している。また、トレーニングを行っていないQ&Aには、意図に反した回答をするケースがあるため、ChatGPT導入への敷居は高かった。
今回発明した技術はファインチューニングとは別物である。この技術を活用すれば、高精度の回答文を少量のトレーニングデータから生成することができる。トレーニングを行っていないQ&Aには、任意のメッセージを送信することが可能だ。
安価な運用コストで利用できるところもメリットの1つと言えるだろう。
(画像はプレスリリースより)
チャットプラス プレスリリース
https://chatplus.jp/press/20230529/▼会社概要
チャットツール「ChatPlus」の販売から開発事業まで行っている企業。
チャットボット作成代行やAI導入支援事業も手掛けている。
会社名:チャットプラス株式会社
代表:西田 省人
所在地:東京都千代田区西神田3丁目8-1 千代田ファーストビル東館6階