▼ ニュースのポイント
① 人物検出用の2眼遠赤外線カメラセンサを開発
② ロボットやセンサを遠隔で統合管理できるベースプラットフォームに接続
③ 人物までの距離の算出も可能であることを確認
自動走行ロボットに2眼遠赤外線カメラセンサを搭載
ザクティが人物検出用の2眼遠赤外線カメラセンサを開発、自動走行ロボットに搭載して実証実験を行ったと、5月9日に発表している。
同カメラセンサは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の「ロボットによる社会変革推進に向けたロボット・AI部事業の周辺技術・関連課題に係る先導調査研究」事業として、悪環境でも人物検出が可能な自動走行ロボット・無人搬送車向けに試作開発された。
同実証実験では、異機種・複数のロボットやセンサを遠隔で制御・統合管理できるベースプラットフォームに、4WD小型自動走行ロボットを接続。同カメラセンサを搭載・連携させ、自動走行中に人物検出があった場合、BEPを通して同ロボットを停止させるといった一連の動きを検証した。
LiDARでは人物検出が困難な夜間などにも対応
既存の可視カメラセンサやLiDARでは難しかった夜間や霧の発生時でも、2眼遠赤外線カメラセンサを搭載することで人物検出が可能となる。また、人物までの距離の算出も可能であることが確認されている。
ザクティは同カメラセンサを自動走行ロボットに搭載することで、人物検出が可能なロバスト性と安全な自動走行の実現を目指す。
(画像はプレスリリースより)
ザクティ プレスリリース
https://xacti-co.com/ザクティのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000110529.html▼ 会社概要
ザクティは、デジタルカメラやデジタルイメージングデバイスの開発・製造・販売を手がけており、ドライブレコーダーやドローン、ロボットなどに搭載される業務用カメラ、法人向けカメラの開発も行う。
社名:株式会社ザクティ
代表取締役社長:喜久川 政樹
東京本社所在地:東京都千代田区丸の内三丁目1番1号