▼ ニュースのポイント
①弁護士ドットコムが「弁護士ドットコム チャット法律相談(アルファ版)」の試験提供を開始。
②「みんなの法律相談」のデータベースに基づきAIが文章を生成。
③回答内容の正確性や最新性は保証されない。
男女問題の相談からスタート
弁護士ドットコムは5月12日から、日本語版のAI法律相談チャットサービス「弁護士ドットコム チャット法律相談(アルファ版)」の試験提供を開始した。
今回のアルファ版では、法律相談の中でも相談数が多い男女問題における離婚、浮気、金銭トラブルなどの相談から始め、その後、交通事故、相続、労働問題などを順次追加するとしている。
無料法律相談を基にChatGPTが文章を生成
同社は2007年5月から、無料で弁護士に相談できるサービスとして掲示板型の「みんなの法律相談」を運営している。
今回のAI法律相談チャットサービスは、これまで「みんなの法律相談」に寄せられた125万件以上の相談データから抽出した質問・回答をベースにしたもの。AIを利用したチャットのため、誰でも24時間、無料で1日5回まで相談できる。
ただし同サービスは、相談内容に対し、AIが同社の無料法律相談データベースに基づいて自動的に生成文章を提供するというもので、回答内容の正確性や最新性は保証されない。また、法的な意見の提供や弁護士の代替を行うものでもないとしている。
構想への一歩として開発
同社では、上場当初からAIを活用した法律相談を構想。昨年ChatGPTが登場し、チャットサービスの技術が飛躍的に向上したことから、構想への一歩として今回のサービスを開発したとしている。
(画像はプレスリリースより)
弁護士ドットコム プレスリリース
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弁護士ドットコムは「専門家をもっと身近に」を理念とし、専門家と人々をつなぐポータルサイト「弁護士ドットコム」「税理士ドットコム」などを提供している。
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