▼ ニュースのポイント
①エクサウィザーズと大阪大学産業科学研究所が認知症診断支援のSaMDを事業化。
②大阪大学産業科学研究所が保有する認知症診断に関する特許を独占利用。
③認知症診断分野で日本初のSaMDを目指す。
認知症診断分野で日本初のSaMDへ
エクサウィザーズと大阪大学産業科学研究所は5月11日、認知症診断支援AIアプリケーションを搭載したプログラム医療機器(SaMD)の開発と販売を独占的に行うことに基本合意したと発表した。
SaMDはAIアプリケーションなどを実装した医療機器のことで、低コストで開発できスマートフォンなどにも搭載できることから海外では実用化が進んでいる。しかし、日本は海外と諸制度が異なることなどにより、医療機器としての申請数や承認数が海外に比べ少ないのが実情となっている。
大阪大学産業科学研究所が保有する特許を独占利用
今回、エクサウィザーズは、大阪大学産業科学研究所が保有する認知症の判定モデルに関する特許の独占的な実施許諾を受け、産業科学研究所と連携して認知症診断支援のAIアプリケーションを開発する。
この特許は、2つ以上の作業を同時に行うデュアルタスクシステムという方法により、簡単に高い精度で認知症の診断支援ができるというもの。
両者は2023年夏までに規制当局と薬事相談を開始し、医療機器としての早期承認を目指す。実現すると認知症診断分野では日本初のSaMDとなり、難しいとされる認知症の早期診断を後押しするとしている。
(画像はプレスリリースより)
エクサウィザーズ ニュースリリース
https://exawizards.com/archives/24279▼ 会社概要
エクサウィザーズはAIを利活用したサービスを開発している。
社名:株式会社エクサウィザーズ
代表取締役:春田真
所在地:東京都港区東新橋1丁目9-2 汐留住友ビル 21階