▼ ニュースのポイント
①エミウムが歯のセグメンテーション自動化技術を開発。
②アルゴリズムと3Dアプリケーションを独自構築。
③デジタルデンチャーの設計・製作サポートを実現。
歯科技工領域のデータ整備をサポート
デンタルテックスタートアップのエミウムは5月2日、歯のセグメンテーション(歯の抽出処理)とアノテーション(歯のラベル付け)工程を自動化する技術を開発したと発表した。
これにより、デジタルデンチャー(入れ歯製作のデジタル化)設計・製作をサポートできるとしている。
同社では歯科医療・歯科技工のデジタル化・DX化支援プラットフォームを提供し、デジタルデンチャー領域における技術開発の研究を行っている。
一般的にAI・機械学習を活用するには高品質なデータセットの整備が必要とされる。だが、歯科技工の領域では、その前処理段階のデータ整備作業において、3Dモデル内の歯抽出と歯のラベル付けに相当の時間がかかっていたという。
アルゴリズムと3Dアプリケーションを独自構築
そこで同社では、デジタルデンチャーの設計・製作をサポートすべく、アルゴリズムと3Dアプリケーションを独自に構築。これにより、歯のセグメンテーションを自動化し、アノテーション工程を効率化する技術を開発した。
同社では今後も、デジタル製造技術やAI技術をベースにしたデジタルデンチャー領域の研究を推進し、歯科医療・歯科技工向けのデジタルソリューションを開発するとしている。また、歯科医院・歯科技工所の経営改善を図るデンタルプラットフォームも構築・提供する考えだ。
(画像はプレスリリースより)
エミウム ニュースリリース
https://corp.emium.co.jp/news/teeth_segmentation▼ 会社概要
エミウムは歯科医療・技工技術とデジタル製造技術やAI技術を融合した事業の開発・提供を行うデンタルテックスタートアップ。
社名:エミウム株式会社
代表取締役:稲田 雅彦
所在地:東京都新宿区新宿1-36-2-3F