▼ ニュースのポイント
①エクサウィザーズがAIと光学技術を組み合わせた異常検知技術の特許を取得。
②AIが物体を把握して照射波長を最適化する。
③人の目では難しかった異常を検知できる。
微細な異物の混入や青果内部の傷みの検知が可能に
エクサウィザーズは4月27日、AIと光学技術を組み合わせることで、人の目では難しかった異常を検知する技術の特許を取得したと発表した(特許第7223194号)。
同技術により、従来、人の目では検知できなかった微細な異物の混入や青果内部の傷みなどの検知が可能となるとしている。
これまで外観検査で用いられていたAIは、人の目による検査を代替し、検査を効率化するものが主だった。これに対し今回の技術では、人の目では発見することが不可能に近かった異物混入や状態変化を検出することができる。
AIが物体を把握して照射波長を最適化
今回の特許技術では、対象物に、赤外線、近赤外線、紫外線など、異なる特性を持つ光を同時に照射し、物体を把握したAIが照射波長の組み合わせを最適化することで異常を検知する。
ユースケースとしては、生産物と同色または透明など人の目では判断が困難な異物混入の検知、目視での判断が難しい微細な不良検知、青果内部の傷みなど外見ではわからない異常検知などを想定している。
今回の特許は、試作したシステムを基に出願された。同社では今後、顧客の要望に応じた最適な検知・検出・分類システムを構築するとしている。
(画像はプレスリリースより)
エクサウィザーズ ニュースリリース
https://exawizards.com/archives/24039▼ 会社概要
エクサウィザーズは、AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決事業を行っている。
社名:株式会社エクサウィザーズ
代表取締役:春田真
所在地:東京都港区東新橋1丁目9-2 汐留住友ビル 21階