▼ ニュースのポイント
①経済産業省が日本のデータ連携に関する取り組みを「ウラノス エコシステム」と命名。
②命名により国内外で認知度を高め、ガラパゴス化を防ぐ狙い。
③「Ouranos」とは、ギリシャ神話で天空の神を意味している。
未来社会「Society5.0」の実現へ
経済産業省は4月29日、企業や業界を横断し、データ連携・活用する取り組みの名称を「Ouranos Ecosystem(ウラノス エコシステム)」と命名したと発表した。
同省では、日本の目指すべき未来社会「Society5.0」の実現には、企業、業界、国境を越えたデータ共有・活用の取り組みが必要であるとし、先行的に人流・物流DX、商流・金流DXに着手。
人流・物流DXでは、運行環境を仮想空間に再現するデジタルツイン「4次元時空間情報基盤」の構築を、商流・金流DXでは、「サプライチェーンデータ連携基盤」の構築に関する取り組みを進めてきた。
これらの基盤については、2023年度にガイドラインを発効し、オープンソースソフトウェアを提供するとしている。また、2024年度からはこれらを活用した公益デジタルプラットフォームによるサービスの提供開始を目指している。
国内外で認知度を高めガラパゴス化を防ぐ
しかし、企業、業界、国境を越えたデータ連携には、国内の幅広い企業の参画や、海外におけるデータ連携のイニシアティブとの相互運用の調整(ガラパゴス化の防止)が重要となる。
そこで同省では、国内外で認知度を高めようと、データ連携の仕組みを「Ouranos Ecosystem(ウラノス エコシステム)」と命名。
「Ouranos」とは、ギリシャ神話で天空の神を意味し、最適な形でシステム連携して新たな価値を共に創出していくエコシステムを表現しているという。
(画像はプレスリリースより)
経済産業省 ニュースリリース
https://www.meti.go.jp/