▼ニュースのポイント
①国際航業と東京海上日動火災保険は、この4月から「企業向け風災リスク診断ソリューション」の提供を始める。
②今回は2社が協力し、東京海上日動が持つ過去の風災事故に関するデータと、国際航業が有するデータ取得・判読・解析技術を組み合わせることで同ソリューションが誕生した。
③風災リスク診断で風災事故につながりやすい要修繕箇所を特定し、災害時の事故発生確率を下げることによって、被害の低減につなげることができる。
2社が協力して誕生したソリューション
4月17日、国際航業と東京海上日動火災保険は、この4月から「企業向け風災リスク診断ソリューション」の提供を始めることを発表した。
近年、猛烈な自然災害や建物の老朽化などが進んでおり、突風や台風で屋根の破損・飛散が発生する風災事故のリスクが高まっている。このような事故は、建物内の設備や製品、商品などまで被害が及ぶ可能性や、高額な事故へつながる可能性がある。
そのため、事故が発生する前に、屋根の老朽化などを把握し、予防保全を行うことが重要だ。
風災事故につながりやすいポイントを特定
国際航業は、センシング技術を活用して得たさまざまなデータで、津波や土砂移動のシミュレーション、地滑りの判読・解析シミュレーションを行い、企業や地方公共団体向けに、気候変動や災害対策をサポートするソリューションを提供してきた。
東京海上日動は、企業向けの保険商品・サービスを提供しており、過去の事故や災害データを活用した、防災や減災サービスの開発も行っている。
今回は2社が協力し、東京海上日動が持つ過去の風災事故に関するデータと、国際航業が有するデータ取得・判読・解析技術を組み合わせ、企業向け風災リスク診断ソリューションを提供するに至った。
風災リスク診断で風災事故につながりやすい要修繕箇所を特定し、災害時の事故発生確率を下げることによって、被害の低減につなげることができる。
(画像はプレスリリースより)
国際航業株式会社 プレスリリース
https://www.kkc.co.jp/news/release/2023/04/17_12269/▼会社概要
公共コンサルタント事業やインフラマネジメント事業、防災環境事業、LBSセンシング事業などを手掛ける企業。
会社名:国際航業株式会社
代表:呉 文 繍
所在地:東京都新宿区北新宿2丁目21番1号 新宿フロントタワー