▼ニュースのポイント
①阪神電気鉄道とアイテック阪急阪神は、防犯カメラを営業列車内に設置する試験を実施する。
②列車内における犯罪の抑制とセキュリティ向上を目的に、映像の録画と音声の録音を行い、これらをリアルタイムで運転指令室などにおいて確認する。
③同試験は5月24日から8月31日まで実施予定で、大阪梅田駅から新開地駅までの区間で行う。
犯罪の抑制とセキュリティ向上が目的
5月18日、阪神電気鉄道とアイテック阪急阪神は、防犯カメラを営業列車内に設置する試験を実施することを発表した。
この試験には、アイテック阪急阪神が開発した防犯カメラを活用。
列車内における犯罪の抑制とセキュリティ向上を目的に、映像の録画と音声の録音を行い、これらをリアルタイムで運転指令室などにおいて確認する。
列車出入り口付近の上部にカメラを設置
同試験は5月24日から8月31日まで実施予定で、大阪梅田駅から新開地駅までの区間で行う。
対象列車は、4両編成普通車の1列車。
列車出入り口付近の上部にカメラを設置し、車両内を撮影する。
カメラ設置場所付近には、乗客へ撮影している旨を周知するステッカーを張り付ける予定だ。
この試験では、防犯カメラ映像の録画確認、遠隔からの列車内の画像確認を行うだけでなく、映像をAIが解析することによって、車両内の混雑状況判定も行う。
設置されたカメラにはAIが搭載されているため、積極的にAI解析を活用することによって、乗客の利便性をさらに向上させるサービス提供につなげたい考えだ。
撮影された画像、録音された音声などは、1週間程度で自動的に消去される。
(画像はプレスリリースより)
阪神電気鉄道 プレスリリース
https://www.hanshin.co.jp/▼会社概要
鉄道事業、不動産事業、スポーツ・レジャー事業などを手掛ける企業。
会社名:阪神電気鉄道株式会社
代表取締役会長:藤原 崇起
本社所在地:大阪市福島区海老江1丁目1番24号