▼ニュースのポイント
①シーディーアイは日本老人福祉財団と共同で「人工知能を搭載した自立型施設向け介護予防システム」を開発したことを発表した。
②今回開発したシステムは、過去の日常生活に関する調査データをAIに学習させることで、入居者の介護予防へとつながる提案を行うことができるというもの。
③新システムでは、施設職員がフィードバックを行う際に、AIの学習データと調査結果を参考にしやすいよう、生活状況の変化や予測を可視化する。
新システムを共同開発
3月31日、シーディーアイは日本老人福祉財団と共同で「人工知能を搭載した自立型施設向け介護予防システム」を開発したことを発表した。
日本老人福祉財団が運営する「ゆうゆうの里」は、介護付き有料老人ホーム。
この施設において、自立している入居者を対象に、厚生労働省が作成した「介護予防基本チェックリスト」を基に「日常生活に関する調査」を1年に1度行っている。
今回開発したシステムは、過去の日常生活に関する調査データをAIに学習させることで、入居者の介護予防へとつながる提案を行うことができるというもの。
4月からは一部施設において同システムの検証を行う見通しとなっている。
今夏には性能強化を実施する見通し
日本老人福祉財団では毎年、ゆうゆうの里における自立した入居者を対象に、日常生活に関する調査を実施。
この調査結果は財団本部で集計し、結果を判定する。
その後、施設の職員が当該回答者に対し、生活提案の個別フィードバックを行ってきた。
新システムでは、施設職員がフィードバックを行う際に、AIの学習データと調査結果を参考にしやすいよう、生活状況の変化や予測を可視化。
それを活用し、自立の維持や重度化を防ぐための日常生活や活動を提案する。
今夏には、同システムの性能強化を実施する見通しとなっている。
(画像はプレスリリースより)
シーディーアイ プレスリリース
https://www.cd-inc.co.jp/▼会社概要
人工知能を活用したケアプランの開発から提供までを手掛ける企業。
介護・医療・看護分野のセミナーや研修の企画から運営、調査研究なども行っている。
会社名:株式会社シーディーアイ
代表:濵岡 邦雅
所在地:東京都中央区京橋3丁目1番1号 東京スクエアガーデン14階