▼ニュースのポイント
①ナビタイムジャパンは今月30日から技術検証を実施することを発表した。
②今回の技術検証は、リアルタイムで電車内の混雑状況を可視化するというもの。
③東急田園都市線の渋谷方面に向かうホームの先頭に、カメラを設置して電車内の混雑状況を撮影し、AIを活用して混雑率を割り出す。
今月30日からスタート
3月25日、ナビタイムジャパンは今月30日から技術検証を実施することを発表した。
今回の技術検証は、リアルタイムで電車内の混雑状況を可視化するというもの。
東急田園都市線の渋谷方面に向かうホームの先頭に、カメラを設置して電車内の混雑状況を撮影し、AIを活用して混雑率を割り出す。
この検証によって、電車内のリアルタイムな混雑情報を提供できるシステム構築を目指している。
リアルタイムな混雑情報を提供する
新型コロナウイルス感染症の影響により、さまざまな場所において「密を避けたい」という人が増えている。
それは、電車内にいても同様であり、車内の混雑状況へ関心を寄せる人が増加。
感染状況により人流が変化するため、これまでの統計的な混雑予測と実際の状況が合っていないケースも多く、リアルタイムな混雑情報へのニーズが高まっている。
現状でもリアルタイムの混雑情報は、車両別の応荷重情報を利用して公開している鉄道事業者もあるが、自社の車両の混雑情報しか公開していないため、相互直通運転する他社車両の混雑情報は表示できないという状況であった。
そこで同社は、これまで培ってきたノウハウを活かし、AIでカメラ映像の画像解析を行い、車両ごとの混雑率をリアルタイムに算出する仕組みを開発。
今後は費用を抑え、導入しやすくする仕組みを実現したいと考えている。
(画像はプレスリリースより)
ナビタイムジャパン プレスリリース
https://corporate.navitime.co.jp/▼会社概要
ナビゲーションサイトやアプリの開発から運営、経路探索エンジンのライセンス事業、ビジネスナビタイム事業、法人向けソリューション事業などを手掛ける企業。
会社名:株式会社ナビタイムジャパン
代表:大西 啓介
所在地:東京都港区南青山3-8-38南青山東急ビル