▼ニュースのポイント
①CricketFarmはIoTを活用したコオロギのスマート養殖システムを構築したことを発表した。
②牛や豚などの家畜よりも豊富なたんぱく質を含み、土や水への環境負荷を抑えて飼育することができる昆虫食に注目が集まっている。
③IoTを活用したコオロギのスマート養殖システムでは、温湿度のから餌やり、水やりまで管理することが可能。
食糧危機への警鐘
12月27日、CricketFarmはIoTを活用したコオロギのスマート養殖システムを構築したことを発表した。
現在、世界中で食糧危機への警鐘が鳴らされている。
人口が減少し続ける日本に住んでいると実感が湧きにくいが、世界では人口は増加傾向にある。
そのため、今後は食料や物資の取り合いが始まるのではないかと懸念されているのである。
そこで同社は、牛や豚などの家畜よりも豊富なたんぱく質を含み、土や水への環境負荷を抑えて飼育することができる昆虫食に着目した。
今回構築したスマート養殖システムによって、少ない人員でも生産力を高めて、年間250万匹のコオロギ供給を目指す。
スマートフォンで管理ができる
IoTを活用したコオロギのスマート養殖システムでは、温湿度のから餌やり、水やりまで管理することが可能。
飼育ケースごとにIoTデバイスを設置することで、定期的に餌や水を供給する。スマートフォンの専用ウェブアプリから餌や水の供給量を調整することができる。
飼育ケースにはQRコードを貼り付け、このQRコードを読み取ると、そのケースの飼育開始日から経過日数、与えた餌の情報などを確認することができるようになっている。
また、飼育ログの送信もこのQRコードから行うことが可能だ。
(画像はプレスリリースより)

CricketFarm プレスリリース
https://www.cricketfarm.co.jp/prtimes20211227/▼会社概要
IoTを活用したコオロギの養殖、昆虫食商品の製造から販売までを手掛ける企業。
会社名:株式会社CricketFarm
代表:坪井 大輔
所在地:長野県岡谷市川岸上1-13-19