▼ ニュースのポイント
①令和3年11月度「ITパスポート試験」に86歳が合格した。
②同試験のこれまでの最年長記録は83歳で、3歳記録を更新した。
③同試験の最年少記録は8歳で、年々合格者の年齢幅が広がっている。
令和2年には最年少8歳も合格
IPA(情報処理推進機構)は12月14日、「ITパスポート試験(iパス)」の令和3年11月度合格者を発表した。これによると今回の合格者の最年長は86歳となり、これまでの最年長記録を3歳更新した。
iパスは経済産業省が所管する情報処理技術者試験のひとつで、ITに関する基礎的な知識を証明する国家試験。
同試験のこれまでの最年長合格者は、平成29年12月度合格の83歳。今回86歳が合格したことで、最年長記録を3年11カ月ぶりに3歳更新した。また令和2年10月度には8歳(小学3年生)が最年少合格を果たし、合格者の年齢幅が年々広がっている。
近年は非IT系企業の応募者が増加
iパスは平成21年に開始され、これまでの累計応募者数は約137万人、累計合格者は約62万人となっている。
iパスの応募者はDX推進とともに増加し、令和2年度の応募者数は前年比24.6%増の約14万7000人、令和3年度は、4月から11月までで約12万8000人が応募している。近年は金融業界など非IT系企業の応募者が増えているという。
今年度の応募者の平均年齢は29.7歳。過去5年間の合格率は5割前後となっている。
(画像はIPAホームページより)
IPAニュースリリース
https://www.ipa.go.jp/about/press/20211214.html▼法人概要
IPAは2004年、経済産業省の政策実施機関として発足。日本のIT 施策を企画立案し、実践する取り組みを行っている。
法人名:独立行政法人 情報処理推進機構
理事長:富田 達夫
所在地:東京都文京区本駒込二丁目28番8号