▼ニュースのポイント
①沖電気工業は名古屋大学、楽天モバイルと共同で、自律移動サービスの実現に関する自律ネットワークの研究をスタートしたことを発表。
②今回の共同研究では、自律ネットワークの基盤技術と応用技術の構築を目標にしている。
③また、開発した基盤技術と連携した自律移動ロボットを開発し、このロボットを活用して、IoTサービスや映像配信サービスの実現も目標のひとつ
3者で共同研究開発をスタート
11月8日、沖電気工業は名古屋大学、楽天モバイルと共同で、自律移動サービスの実現に関する自律ネットワークの研究をスタートしたことを発表した。
この研究は「Beyond 5G研究開発促進事業」の研究項目のひとつである。
沖電気工業、名古屋大学、楽天モバイルの3者は、協調型自律ネットワークの研究開発を行う。
2030年を迎える前に
2030年には新たな通信規格「Beyond 5G」が導入される見通しだ。
この規格が導入される前に、通信量の増加や多様化するネットワークへの要求を、人の手を煩わせることなく、ネットワークそのものが自律的に対応できるようになっておく必要がある。
自律ネットワークにはネットワークの管理をすることができるAIをシステムに導入することによって、ネットワーク自体がすべてのオペレーションをこなすことが可能になることを目指す。
今回の共同研究では、自律ネットワークの基盤技術と応用技術の構築を目標にしている。
また、開発した基盤技術と連携した自律移動ロボットを開発し、このロボットを活用したIoTサービスや映像配信サービスの実現も目標のひとつだ。
沖電気工業は、自律ネットワーク上において双方向CDN制御の研究を行う。
名古屋大学は、自律移動に必要なサービスモジュールを組み込み、自律移動ロボットの研究開発を担う。
楽天モバイルはモバイルネットワークを実現するための研究開発に努める。
(画像はプレスリリースより)
沖電気工業 プレスリリース
https://www.oki.com/jp/press/2021/11/z21064.html▼会社概要
情報通信やEMS、メカトロシステム、プリンターなどの製造から販売を手掛け、これらに関連するシステムの構築やソリューションの提供を手掛ける企業。
工事や保守サービスの提供も行っている。
会社名:沖電気工業株式会社
代表:鎌上 信也
所在地:東京都港区虎ノ門1-7-12