▼ニュースのポイント
①Smart119は自社が開発した「Smart:DR」において、新たに「配置部署図機能」を追加した。
②りんくう総合医療センターで同システムを使い招集訓練を実施したところ、災害医療サポートの効果を確認できた。
③1つのアプリケーションで救護所への人員配置を行うことが可能になった。
新機能追加
9月7日、Smart119は自社が開発した「Smart:DR」において、新たに「配置部署図機能」を追加した。
今月3日に大阪府主催で大規模災害避難訓練を想定した「第10回大阪880万人訓練」が実施され、同システムを使う予定であったが、天候不順のため中止に。
しかし、りんくう総合医療センターで同システムを使い招集訓練を実施したところ、災害医療サポートの効果を確認することができた。
災害医療の全体像把握が容易に
災害発生時、自治体が設置する災害対策本部からの要請で、「地域防災計画、及び災害時医療救護活動マニュアル」に基づき、施設を決定し、医療救護班などを派遣して医療救護所が開設される。
この医療救護所の運用管理はホワイトボードや模造紙などを使ったアナログなものになるケースが多く、電子化したいという多くの要望に応えて、同社は医療機関用災害対策システムとしてSmart:DRを開発した。
今回追加になった配置部署図機能は、1つのアプリケーションで救護所への人員配置を行うことが可能。
職員の安否確認と集合要請などを本部のパソコンで一元管理することができるため、災害医療の全体像を容易に把握することができる。
Smart:DRとは
Smart:DRは医療機関用災害対策システムであり、スタッフへの緊急連絡や安否確認に活用することができる。
緊急時における集合状況をリアルタイムで把握することが可能であり、人員配置の最適化をサポートすることも可能だ。
ログインの必要がなく、投げかけられたメッセージに対して、ワンクリックで返信できるところも大きなポイントだろう。
多くの医療機関において、今では新型コロナウイルスワクチン接種後の健康管理や副反応管理にも活用されている。
(画像はプレスリリースより)

Smart119 プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp▼会社概要
千葉大学発の医療スタートアップ企業。
AIや音声認識を活用した救急医療サポートシステム「Smart119」や緊急時医師集合要請システム「ACES」、医療機関用災害対策システム「Smart:DR」の開発から運用を行っている。
会社名:株式会社Smart119
代表取締役:中田 孝明
所在地:千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1 千葉中央ツインビル2号館 7階